NERO CLESSIDRA

NERO CLESSIDRA

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2014/12/31 17:30 に公開

ID:SOUTHERN_GREEN
マシン名:NERO CLESSIDRA
伊語で「黒い水時計」を意味するので水を連想する青系をアクセントカラーとしました。時を刻むこと流水の如し。

*TTSメンバー限定コンデレ「THE MASTER OF TTS」エントリーマシン。 
 全ユーザーからの「お気に入り」の数で人気投票を行います。 
 審査&集計期間は1月7日まで!


Comment

・最後に
子供の頃、タミヤのイベントでミニ四駆コンデレ出品作品を見たことがありますが、もう自分の技術レベルでは到底届かない雲の上の世界だと思ったんです。それこそ、コロコロやミニ四駆改造BOOKに載っているマシンなんて別次元の宇宙でも見ているような感覚でした。
それから時を経て、インターネットを通じてこうしてコンデレに参加でき、栄えある栄誉まで頂けて大変嬉しく思っております。(正直言って、5票得られればそれでもう御の字で充分だったんです)

ここまでだらだら述べてしまいましたが、たわいない長文にお付き合い頂きまして本当にありがとうございました。
TTSナカムラ総統をはじめ、M4G様、参加されたレーサー皆様、閲覧頂いた方々、そしてもちろん投票頂いた皆様、今回のTTSコンデレに関わられた全ての皆様にこの場を借りて心よりお礼申し上げます。


・参加した意義②
というのは、何もコンデレに出すには必ずしも高度な技術を駆使したマシンでなければならない、という雰囲気に必ずしもならないよう、一線を引いたお手軽マシンがいて、今後TTSでコンデレ等の企画がまたあるとしたら参加する敷居が高くなり過ぎないようにして参加者増加を促進したり、ゆくゆくはTTSメンバーの拡大を促すことができたら・・・という意図、願いがあったんです。もちろん各々の高度な技術、頭脳を最大限に発揮して今回参加された皆様全員に多大なる敬意を持っていますし、私からも沢山のマシンに票を入れさせて頂きました。ただやっぱりごく一部だけで先鋭化してしまうのではなく、もっとコンデレ、TTSの裾野を広げてミニ四駆の楽しみ方の1つとして気軽に多くの方が入ってこれたらいいなと願っています。ミニ四駆はまず楽しむこと、そして気軽にやれることが大事だと思います。私のマシンを見て、「これぐらいだったら作れるな、次はコンデレに参加してみようかな」と思って下さるような方がもしいらっしゃってくれたのなら、もう私は本望です。
恥じることなどない!私だって出しててけっこう恥ずかしい思いをしているのだ!←


・参加した意義①
ツイキャスで総統が触れて下さっていたのですが、コンデレ募集中から審査期間中を通じて、私自身がTwitter上で低姿勢を貫いていました。私が自身のことを推すのが好きではないということもあるのですが、実は「大して製作スキルが高くないこんな奴でもコンデレ出れますよ」的なものを見せたかったということも狙っていました。私自身が全然ガチではないですし、入手しやすいパーツ(=安いという訳ではなく、通常品として店頭によく並んでいるもの)を意図的に選び、ポン付けで使っています(タイヤ&ホイールは限定キット物でリアに青ラメ直カーボン使っちゃってますが…)。デカールも、フロントとサイドは共用しているので、実質はウイングとフロント/サイドの2種類しか作っていません。


・マシン背後のTTSロゴ
このロゴはもともとの写真には写っていません。ロゴを変形させてレイヤー化し、写真に貼り付けました。


・写真撮影時のマシンの傾き
アメリカンモータースポーツのインディ、NASCARのマシンがハイスピードオーバルトラックを300km/hオーバーで駆け抜ける姿が好きなので、「ハイバンクを猛スピードで疾走するマシン」というイメージでマシンが接地している面が傾いているように見せて意図的に撮影しました。この傾けての撮影方法は私自身わりとよく行うのですが、写真撮影してから画像をトリミングする際に車体まわりの余白をギリギリ少なくして(ミニ四駆の場合だとローラーのふちぐらいまで)画像をカットすると、写真としての縦横比のバランスがとりやすくなり写真全体内でマシンの占める面積の割合が大きくなるので、マシンが迫りくるような迫力のある写真になる気がしています。


・塗装、使用カラーについて②
ただ1つだけ思い描いていたことがありまして、レーシングカーのテストマシンがスポンサーカラーに彩られる前にカーボンむき出しのままテスト走行していることがあるのですが、私としてはあの姿がけっこう好きなので、実車のカーボン的雰囲気をこのマシンで出したかったということを狙っていました。


・塗装、使用カラーについて①
エアブラシを持っていない、使えないので、塗装は全てスプレー缶です。塗装手順はグレーサーフェイサー後にまず薄青部分をタミヤのコーラルブルー(TS-41)で吹き、その後に黒は艶有りブラック(TS-17)を塗装しました。艶有りブラックを選んだのは、総統の講評通りコックピットのウインドウガラスとボディの質感に違いを持たせたかったため、ウインドウのみ艶有りにしておいてその他は艶消しクリアーをかけとけばいいやという一番簡単に手っ取り早くできると思う方法を採りました。TS-17塗装後は、TTSデカールのみ貼付けし(←この段階で貼り付けたのは、自作デカールを保護する被膜に光沢クリアーを使っているため)、ウインドウのみをマスキングしてGSIクレオスの艶消しクリアーを全体に塗布しました。乾燥後はキット付属のヘッドライト、フロント部とサイド部のカーボン調ステッカーを貼っただけです。コンパウンド等で磨くことは全くしていません。


・レーシングカー感
ミニ四駆はやはりモータースポーツであること、そしてレーシングカーであることが基本であると思っています。なのでレーシングカーらしさを出すことはかっこよく見せるための王道ではないかと考えています。そのためレーシングカーのスポンサーロゴのようにどの方向からマシンを見てもTTSロゴが見えるようにしました(←今回は真後ろからは除く)。かといって、ロゴがうるさくならないように心がけました。


・製作ポリシー
このマシンに限らず、ミニ四駆であれ実在車模型であれ、「車模型は1/1の実車が在ってこそ車模型という存在意義が成り立つ」という信念で製作しています。そのため「これが実車になったとしても変にならないだろうか?」ということを最低限は考えるようにしています。ミニ四駆に復帰する前まではオリジナルの痛車模型をよく作っていたのですが、「この模型はあくまでも実車からの模型であり、これを1/1の実車にしてもおかしくない雰囲気であること」ということを念頭に置いていました。ミニ四駆はもちろんほとんどが架空の車ですが、「人が乗って操縦する自動車のスケールダウン品である」ということは車模型である以上は個人的に譲れない部分です。


このマシンを製作しましたSOUTHERN GREENことサザグリと申します。
恐れ多くも、10票というありがたい投票を頂き、マスターの称号を得てしまいました。
多くの方に見て頂き、票数も頂いてしまいましたので、表では出さなかったことを、ナカムラTTS総統のツイキャスでの講評頂きました内容に合わせて解説をしたいと思います。
※他のレーサーさんが見たら、スタンスの違うところを否定しているような部分が見受けられるかもしれませんが、決してそのようなつもりは一切ないので、気にせず流して頂ければ幸いです。